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10分で分かるGoogle Gemini日本語版の使い方解説!最新活用事例9選も紹介

Google-Gemini 使い方

皆さんはGoogleの「Gemini」を使ったことがありますか?

Geminiはもともと「Bard」という名称のAIチャットサービスで、ChatGPTの対抗馬として開発されました。

2023年12月には搭載モデルが「Gemini Pro」へとアップデート。そして2024年2月、名前がGeminiに変わり、課金をするとGemini Advancedが使えるようになりました。

今や、テキストでのやり取りコード生成はもちろん、画像認識拡張機能によるGoogleアプリとの連携までできるんです!しかも誰でも無料で使い放題!!

というわけで今回は、Geminiの概要や使い方、実際の活用事例などを紹介します。最後までご覧いただき、ぜひお手元のPCでGeminiを使ってみてください!

なお弊社では、生成AIツール開発についての無料相談を承っています。こちらからお気軽にご相談ください。
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目次

Google Bardとは

Googleの「Gemini」はもともと、2023年2月にBardとして発表された、対話型AIツールです。2024年2月8日に、サービス名がBardからGeminiへと変わりました。

ChatGPTの対抗馬として位置付けられており、検索エンジンから会話型AIへと進化していくGoogleのあり方を体現しています。そんなGeminiの大きな特徴は、以下の6点です。

▼Geminiの特徴
  • 自然言語での対話が可能:ユーザーの質問に対して回答を生成できる
  • 幅広い使用用途:検索・翻訳・要約・コード生成など、さまざまな用途で利用できる
  • 画像入力&生成が可能:画像アップロードのほか、Imagen 2による画像生成もできる
  • 無料で利用可能:Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できる
  • 最新型AIを導入:マルチモーダルAI「Gemini」を搭載している
  • API上でも利用可能「Gemini Pro API」が公開中

ユーザーにとってみれば、Geminiに質問するだけで欲しい回答が得られるので、情報検索がより簡単になって便利ですよね。

なお、GeminiとChatGPTの違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【Google Gemini VS OpenAI ChatGPT】史上最強のLLMの違いや性能を徹底比較

最新型マルチモーダルAI「Gemini」を搭載!

2023年12月7日、Googleはマルチモーダル生成AIの最新シリーズ「Gemini」を発表。以降はサービスのほうのGemini(旧Bard)でも、中型モデル「Gemini Pro」を一部利用できるようになりました!

※マルチモーダル生成AIとは?

異なるタイプのデータ(テキスト、画像、音声など)を理解し、それらを組み合わせて処理する能力を持つ生成AIのこと。マルチモーダル大規模言語モデル(MLLM)とも。

マルチモーダルAIを使うことでテキストだけでなく、画像や音声も理解できるようになっています!

Geminiシリーズの大きな特徴は以下の4点です。

▼Geminiシリーズの特徴
  • Ultra 1.0・Pro・Nanoの3種類のサイズがあり、それぞれに最適な用途がある(※1)
  • GPT-4と性能を比較した研究において、全32項目の評価指標のうち30項目でGPT-4よりも優れている(※2)
  • 理数・人文科学の性能を測る指標(MMLU)では、人間の専門家を超えるパフォーマンスを発揮した(※2)
  • テキスト・画像・音声・動画すべてのデータに対応できる(※2)

※1. 2024年2月現在、Gemini(旧Bard)に搭載されているのはGemini Pro(次期型は1.5 pro
※2. いずれもGemini Ultra 1.0の説明(Pro・NanoはUltraよりも性能がやや劣る)

ちなみに2024年2月8日に、Gemini Ultra 1.0にアクセスできる有料版「Gemini Advanced」がリリース済みです。

有料ではあるものの、これだけ優れた機能が利用できるツールがあれば、ChatGPTの優位性も揺らいでしまうかもしれませんね…

Google Geminiの料金

2024年2月現在、Geminiは無料で使えます。

必要なのはGoogleアカウントだけで、1日あたりの利用回数などの制限も特にありません。

また、より便利な機能を利用したい場合は、「Gemini Advanced」というアップデートバージョンが選べます。

以下、GeminiとChatGPTの料金をまとめてみました。

スクロールできます
Gemini(旧Bard/無料版)Gemini AdvancedChatGPT(無料版)ChatGPT Plus
モデルGemini ProGemini Ultra 1.0GPT-3.5GPT-4
入力できるデータテキスト / 画像テキスト / 画像テキスト / 画像テキスト / 画像
生成できるデータテキスト / ソースコード / 画像テキスト / ソースコード / 画像テキスト / ソースコードテキスト / ソースコード / 画像
音声入力&読み上げ△(モバイルアプリ版のみ)△(モバイルアプリ版のみ)
チャットのURL共有
料金無料月額19.99ドル無料月額20ドル
回数制限なしなしなし40回/3時間
学習データの鮮度不明不明2021年9月まで2023年4月まで
Webブラウジング機能×
外部サービス連携◯(DocsやSheetsの要約/Maps連携)◎(無料版+Gemini for Workspace×△(要プラグイン
ファイルの読み込み
(Google Docs / Sheetsのみ可)

(Google Docs / Sheetsのみ可)
×
機能の拡張×××◯(GPTs)
AIツール作成・共有×××◯(プラグイン)

無料版同士で比較すると、ご覧のとおりGeminiの方で機能が豊富です。

Google Geminiの始め方

Google Geminiの始め方をステップバイステップで説明します。

①Googleアカウントを作成する

まだGoogleアカウントをお持ちでない場合は、新しくアカウントを作成します。

②Google検索ページにアクセスする 

PCやスマホのブラウザで、Googleの検索ページにアクセスします。

③「Gemini」と検索する

検索ページで「Gemini」と検索し、Geminiのサイトにアクセスします。

ちなみに下のリンクなら、Geminiへと直接アクセスできます!

④「ログイン」をクリックする

Geminiのトップ画面に移ると、青いボタンで「ログイン」と表示されます。これをクリックするとログイン画面に移り、利用規約が表示されるので同意して次に進みましょう。

たったこれだけで、Geminiが使えるようになります。Googleアカウントを作成済みであれば、トータル1分もかかりません。

Geminiの使い方はシンプルで、検索バーにプロンプト(指示)を入力するだけです。これだけで、以下のようにAIが自動で回答を生成してくれます。

例えば「今日の東京の天気は?」「Pythonで機械学習のtutorialは?」などの質問に対して、Geminiが簡潔な回答をしてくれます。複数の質問を続けて入力することもでき、会話の流れで深い議論が可能です。

回答が不十分だと感じた場合は、「もっと詳しく教えて」「他にどのような方法があるのか」などとフォローアップの質問を投げかけることが重要です。Geminiは会話の文脈を理解し、回答をブラッシュアップしてくれます。

外出先からスマホで気軽に質問できるので、生活のあらゆる場面でGeminiの回答を活用できます。Googleアカウントさえあれば、手軽に便利なAIアシスタントを利用できるのが魅力ですね。

なお、ChatGPT、旧Bard、BingAIの違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
生成AIを徹底比較!ChatGPT・Bard・BingAIの中で最強の生成AIを本気で決めてみた

Geminiでできること

Geminiでできることをざっくりまとめると、以下のとおりです。

▼Geminiでできること

  • 情報収集
  • 要約・翻訳
  • コード生成
  • 画像認識
  • Imagen 2による画像生成
  • Googleアプリとの連携

上記それぞれについて、筆者が実際にGeminiを使ってみた様子も交えて紹介しますね。

情報収集

GeminiはGoogleの検索エンジンと連動しているため、情報収集のツールとして最適です。例えば「現在の日本の首相は誰ですか?」と質問してみると、以下のように、正確で詳細な回答を出力してくれます。

ChatGPTは2023年4月までの情報にしかアクセスできないのに対し、Geminiは最新情報も入手できるのは便利ですね。

▼回答

2024年1月16日現在、日本の首相は岸田文雄です。第100代内閣総理大臣です。2021年10月4日に就任しました。

岸田文雄は、1957年9月29日生まれ、広島県出身の政治家です。自由民主党所属です。衆議院議員を10期務めています。2021年9月29日に自由民主党総裁に選出され、同年10月4日に第100代内閣総理大臣に就任しました。

また、もしAIが出力した回答が不十分だと感じた場合は、追加の質問も可能です。例えば「広島県出身の政治家は他にいますか?」と尋ねてみると、以下のような回答が得られます。

▼回答

はい、広島県出身の政治家は他にたくさんいます。

  • 加藤友三郎(第21代内閣総理大臣、海軍大将):広島市
  • 池田勇人(第59・60代内閣総理大臣):豊田郡吉名村(現竹原市)
  • 宮澤喜一(第78代内閣総理大臣)(広島県名誉県民):福山市(出生地は東京都)
  • 湯崎英彦(広島県知事):広島市佐伯区
  • 平口洋(衆議院議員):広島市東区
  • 石橋林太郎(衆議院議員):広島市南区
  • 寺田稔(衆議院議員):広島市南区
  • 新谷正義(衆議院議員):広島市安佐南区
  • 小島敏文(衆議院議員):広島市西区
  • 小林史明(衆議院議員):広島市安佐北区
  • 宮澤洋一(参議院議員):福山市
  • 越智俊之(参議院議員):広島市

その他にも、地方自治体や国会議員秘書、政治団体役員など、広島県出身の政治家はたくさんいます。

もし何かしら知りたいこと・わからないことがあれば、情報収集ツールとしてGeminiを活用してみてください!

要約・翻訳

Geminiは、要約・翻訳ツールとしても非常に便利です。URLも読み込めるため、Webページを一切読まずに内容を把握できます。

例えば以下のように、Google Deepmindの会社案内ページのURLを貼り、「このページに書かれている内容を要約してください。」と入力すると…

以下のとおり、ページに書かれている内容をわかりやすくまとめてくれます。

▼回答

Google DeepMindは、Google傘下の人工知能(AI)研究開発企業です。2010年に設立され、英国ロンドンに本社を置いています。

Google DeepMindのミッションは、「AIの可能性を解き放ち、世界をより良くすること」です。そのために、AIの安全性と責任を重視した研究開発を行っています。

Google DeepMindの研究成果は、ゲーム、医療、材料科学、エネルギーなど、さまざまな分野で活用されています。

具体的な成果としては、次のようなものが挙げられます。

  • ゲーム「Go」で、人間の世界チャンピオンを破った「AlphaGo」の開発
  • 医療画像の解析や創薬の支援を行う「AlphaFold」の開発
  • 新材料の発見や開発を行う「AlphaFold-Mat」の開発

Google DeepMindは、AIの未来を切り拓くために、これからも研究開発を続けていきます。

以下に、ページに書かれている内容を要約したポイントをまとめます。

  • Google DeepMindは、Google傘下のAI研究開発企業である。
  • ミッションは「AIの可能性を解き放ち、世界をより良くすること」である。
  • AIの安全性と責任を重視した研究開発を行っている。
  • 研究成果は、ゲーム、医療、材料科学、エネルギーなど、さまざまな分野で活用されている。

若干の間違い(ハルシネーション)はあるものの、英文を一切読まずに内容を把握できるのは便利ですね!

コード生成

Geminiは、コード生成ツールとしても非常に便利です。例えば「Pythonを使用して、現在の日付と時刻を表示する簡単なスクリプトを作成してください。」と入力すると…

以下のとおり、正しく作動するコードを自動で生成してくれます。

▼回答
import datetime

now = datetime.datetime.now()

print(f"現在は、{now.year}年{now.month}月{now.day}日 {now.hour}時{now.minute}分{now.second}秒です。")

また、Geminiを使って、コードのデバッグ作業を自動化することも可能です。例えば以下のコードについて、エラーの原因を尋ねてみると…

def calculate_sum(a, b):
sum = a + b
print("合計は: ", sum)
calculate_sum(5, '3')

下記のとおり、エラーの原因を丁寧に説明してくれます。

▼回答

エラーの原因は、calculate_sum()関数の引数aとbの型が異なることです。aはint型、bはstr型です。int型とstr型を加算することはできません。

エラーの修正方法は、aまたはbの型を変更することです。aをstr型に変更すると、以下のように修正できます。

def calculate_sum(a, b):
sum = a + b
print("合計は: ", sum)

calculate_sum(‘5’, ‘3’)

この場合、aとbはどちらもstr型になります。str型同士の加算は可能です。したがって、エラーは発生しません。また、bをint型に変更してもエラーは修正できます。

def calculate_sum(a, b):
sum = a + b
print("合計は: ", sum)
calculate_sum(5, 3)

この場合、aはint型、bはint型になります。int型同士の加算は可能です。したがって、エラーは発生しません。

どちらの修正方法を採用するかは、コードの目的や意図によって判断する必要があります。

簡単なプログラミング業務であれば、Geminiで大幅に負担を軽減できそうですね!

画像認識

Geminiはテキストだけでなく、画像も認識できます。

▼画像のアップロード方法

入力欄の左にあるマークから画像をアップロードする

例として、『茨城県の私立高等学校等に対する就学支援策』に関する資料スライドの画像をアップロードし、「以下の資料の内容について解説してください。」と入力すると…

下記のとおり、スライドの内容をわかりやすく丁寧に解説してくれます!しかも、スライドに書かれていない補足情報もセットで。

▼回答

資料の内容は、茨城県が実施する令和5年度の私立高等学校等に対する就学支援策についてです。

支援策は、入学金軽減、就学支援金、奨学給付金の3種類があります。

入学金軽減は、私立高等学校の全日制課程、中等教育学校後期課程、高等課程、専修学校高等課程の入学金を、対象世帯の年収に応じて軽減する制度です。

就学支援金は、私立高等学校の全日制課程、中等教育学校後期課程、高等課程、専修学校高等課程の授業料を、対象世帯の年収に応じて支援する制度です。令和5年度から、家計急変世帯に対する授業料支援は、就学支援金により対応されます。

奨学給付金は、私立高等学校の全日制課程、中等教育学校後期課程、高等課程、専修学校高等課程、高等学校専攻科の授業料を、対象世帯の年収に応じて支援する制度です。

資料内の表は、各支援策の概要と、対象世帯の年収の目安を示しています。

具体的には、入学金軽減では、非課税世帯の全日制第1子は137,500円、その他の世帯の全日制は96,000円の軽減が受けられます。就学支援金では、年収約270万円未満の世帯は427,200円、年収約350万円未満の世帯は213,600円、年収約590万円未満の世帯は180,000円の支援が受けられます。奨学給付金では、年収約270万円未満の世帯は427,200円、年収約350万円未満の世帯は213,600円、年収約590万円未満の世帯は180,000円の支援が受けられます。

なお、資料内の年収の目安は、保護者のうちどちらか一方が働き、高校生1人、中学生1人の4人世帯の場合です。

資料の画像では、茨城県の私立高等学校等の平均入学金と授業料も示されています。令和4年度の平均入学金は183,000円、平均授業料は384,000円です。

これらの支援策により、私立高等学校等への進学を希望する家庭の経済的負担の軽減が図られます。

Geminiの画像認識機能を活用すれば、難解なスライド資料の内容も簡単に把握できますね!

※ちなみに2024年2月時点で、人物の画像をGeminiに入力すると……

このように、検閲されてしまいます。

Imagen 2による画像生成

GeminiはGoogle製の画像生成AI「Imagen 2」を搭載。2024年2月時点では、無料版/有料版問わず英文を介した画像生成のみ可能です。プロンプト例は以下をご覧ください。

plz gen [生成したいイメージ].

試しに「plz gen cat picture/猫の写真を生成して」をGeminiに入力してみると……

このように、かなりリアルな画像が生成できちゃいます!

拡張機能によるGoogleアプリとの連携

Geminiには、下記のGoogleアプリと連携できる拡張機能(旧Bard Extensions)が備わっています。

  • Google Flights
  • Google Hotels
  • Google Maps
  • Google Workspace(Gmailなど)
  • YouTube

2023年12月19日より、日本語入力でも利用できるようになりました。

▼拡張機能の使い方

1. 画面右上のマークをクリック

2. 連携したいアプリを選択

例としてGoogle Hotelsと連携して、「東京駅周辺のホテルと観光地を探してください。」と入力してみます。すると、以下のようにGoogle Hotelsの情報を基に、東京駅周辺のホテルと観光地をリンク付きで紹介してくれます。

さらに、Google Mapsとも連携しているのでホテルまでの道順も教えてくれます。

「東京駅から「京王プレッソイン 東京駅八重洲」までの道順を教えてください。」と入力してみます。すると、Google Mapsを基に回答してくれます。

そのうえ、YouTubeとも連携していますので目的地周辺を紹介している動画も検索してくれます。

「東京の見どころを紹介した動画はありますか?」と質問すると次のような回答をしてくれました。

これすごくないですか⁉

普段Googleアプリを利用している方であれば、拡張機能を活用することで作業量を大幅に削減できますよ!

GeminiがChatGPTより優れている8つの機能

Geminiは部分的に、ChatGPTよりも優れています。ChatGPTに勝るGeminiの機能は以下の8つです。

  1. 最新情報の参照
    ChatGPTはGPT3.5、GPT4ともに学習データの関係で2022年1月までの情報しか教えてくれませんが、Geminiはリアルタイムの情報に基づいて正確な回答が可能です。
  2. Webサイトの要約
    Geminiは、サイトのURLを貼り付けるだけで内容を勝手に要約してくれます。
    無料版ChatGPTを使うときにやっていた、Webページの中身のコピー&ペーストはもう必要ありません。
  3. 音声検索
    Geminiでは、音声入力で検索することができます。ChatGPTでも音声入力は可能ですが、モバイルアプリ版限定です。Geminiではテキストフィールドのマイクボタンをクリックして、素早く音声プロンプトを入力することができます。
  4. 出力のエクスポート
    ChatGPTでは出力のエクスポートが難しい場合がありますが、Geminiは2クリックで出力をエクスポートし、GmailやGoogleドキュメントに瞬時に送信できます。
  5. 位置情報の反映
    Geminiに位置情報へのアクセスを許可すると、それに応じて回答を調整してくれます。例えば、Geminiにある商品のリンクを求めると、Geminiは質問者の国の店舗へのリンクを回答します。
  6. Google検索
    ChatGPTが少なくない頻度でハルシネーション(存在しない情報を回答する)を起こすのに対し、GeminiはGoogle検索を行いある程度正確な情報を提供します。また、その情報のソースも提示してくれるため、自分で調べる手間が省けます。
  7. 1度に3つの回答を提示
    他のAIチャットボットとは異なり、Geminiは1度の質問に対して3つの回答を提示してくれます。何度も回答をブラッシュアップする必要がないのは大変便利です。
  8. プラグインアクセス
    Geminiには、多数の有用なプラグインにアクセスできる機能があります。Spotify、Indeed、Adobe Fireflyなど、さまざまなアプリケーションに瞬時にアクセスできます。

なお、実際にGeminiとChatGPTと比較してみた結果について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【Gemini Ultra 1.0 VS GPT-4】史上最強LLMの性能を比較したら普通にGPT-4の方がすごかった件

Geminiの活用事例9選

Geminiは、多くの業務を効率化できるAIツールです。単純に文章を作成するだけでなく、プログラミングのコード作成や商品画像からキャッチコピーを作成することも可能です。

ここでは、Geminiの9つの活用事例をご紹介するので、使えそうなものがあったら試してみてくださいね!

【画期的!】GeminiがGmailと連携!

Googleが提供しているサービスと連携できることも、Geminiの魅力の1つです。Geminiを使えば、メールの返信内容を瞬時に生成し、そのままGmailの下書きに保存できます。

時間がないときでも、Geminiがクオリティの高いメールを作成してくれます。これでメール作成のストレスから解放されますね!

【AI比較表】Geminiが自身とChatGPT・BingAIとを一挙比較!

Geminiなら比較表の作成も容易にこなせます。

さらには、その比較表をワンクリックでGoogleドキュメントに転送もできてしまうという、大変便利な機能です!

【AIプログラミング】Geminiがコード生成で新境地を開く!

Geminiはコード生成にも優れています。

なんとWikipediaのAI関連情報をスクレーピングするPythonコードを依頼したところ、一瞬で作成してくれました。そして、そのコードはGoogle ColabのNotebookに自動で書き込まれていたとのこと。プログラミングはどんどん効率化されますね!

【驚愕!】GeminiでPython画像処理アプリのモックアップ

Geminiは、コード生成機能を有していると先述しましたが、それだけではありません。

Pythonの画像処理アプリのモックアップ作成を指示したところ、なんと複数の実装方法とコードを提案してくれました。あとは、どのコードを使うか選ぶだけですから大変便利ですね!

【AI家庭教師】Geminiが英語学習を助ける!

英語学習の新しいパートナーとして、Geminiを活用しましょう。あなたの学習を強力にサポートする2つのプロンプトを紹介します。

1.英語の添削

文章を入力すればGeminiがそれを添削し、より良い表現を提案してくれます。しかもトーンに合わせて複数提案してくれるので、より理解が深まりますよ!

2.TOEICのような文法問題を作る

試験対策もAIにお任せ!Geminiなら英語の文法問題も自動生成してくれます。

もう参考書は必要ありません!他にも、英語学習に役立つプロンプトが紹介されているので、気になった方は確認してみてください!これからはAIのパートナーと勉強する時代ですね!

【業務活用】人事の作業が簡単に!Gemini求人作成法に革新!

Geminiを使って求人票も簡単に作成できます。プロンプトのコツを掴むだけで、求人作成が驚くほどスムーズになるでしょう。なんとこの作成した求人票で実際の応募を受け付けているそうです。

先進的ですね!

【革新的】市場分析もGeminiで!

最新情報の取得ができるGeminiなら市場分析も可能です。株価指数や為替の値動きなど、リアルタイム情報を表にして、相場変動の理由まで教えてくれます。

これで、ニュースサイトを読み漁る必要はなくなりますね!出先で確認したいときに試してみてください。

【画像入力に対応】Geminiでのマルチモーダル体験とその実用例

Geminiは画像入力に対応しています。

このような複数入力(マルチモーダル)は、ChatGPTでは有料版の「ChatGPT Plus」でしか利用できません。これを機にGeminiで一足先に体験しましょう。画像入力ができることで、以下のようなことが実現可能になります。

  • 画像内の文字の読み取りと文字起こし
  • 商品写真を理解してキャッチコピーを作成
  • サイト構成のラフ画をもとにフロントエンドを作成

画像ファイルを送信することで、「商品の名前」「どのように使うのか?」などの情報を文字に起こして、解説してもらうことが可能です。画像が入力できるだけで、さらにできることのバリエーションが増えそうですね!

ただし、利用するには、Googleアカウントの言語設定を英語に変更する必要があります。

【間違い探しに最適!】Geminiなら文章の校正・校閲も可能

Geminiに自身が作成した文章を送信すると、漢字の間違いや不適切な言い回しを指摘してもらうことが可能です。間違った情報も修正してくれるので、虚偽の情報を発信してしまうのを防げます。意味不明な指摘をされることもありますが、間違っている文章自体を見つけてくれるのは魅力的ですよね!

以下で、実際に校正を依頼した際のプロンプトを紹介します。

▼プロンプト

『次の文章を校正してください。「Google Bardはマイクロソフト社が2020年にリリースしたサービスです。現在すでに本格運用が開始されており、月額20ドルで利用できます。」』

▼回答

校正した文章は次のとおりです。

Google BardはGoogle社が2023年にリリースしたサービスです。現在すでに本格運用が開始されており、無料で利用できます。

修正箇所は次のとおりです。

  • 1行目:Google社が開発したサービスであるため、社名を「マイクロソフト」から「Google」に修正しました。
  • 2行目:2023年にリリースされたため、「現在すでに本格運用が開始されており」と修正しました。
  • 3行目:月額20ドルで利用できるサービスは「ChatGPT」であり、「Google Bard」は無料で利用できるサービスであるため、「月額20ドルで利用できます」を「無料で利用できます」に修正しました。

また、以下のような修正も考えられます。

  • 1行目:リリースした時期を明確にするため、「2023年5月」と具体的な日付を記載することもできます。
  • 2行目:本格運用が開始された時期を明確にするため、「2023年8月」と具体的な日付を記載することもできます。

修正箇所や修正内容は、文章の目的や読者層に合わせて適宜調整してください。上記のように、誤った情報を箇条書き形式で指摘してもらえると非常にわかりやすいですよね。自身で校正を実施する前に、一度Geminiで校正してみると意外な発見があるかもしれません!

なお、ChatGPTとGemini(旧Bard)の使い分けについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
ChatGPTとGoogle Bard どう使い分ける?自然言語処理専攻の大学院生が解説!

Google Geminiを活用しよう!

今回紹介したGeminiについて、情報をまとめると下記のとおりです。

▼Geminiの詳細情報
モデルGemini Pro
※有料版Gemini AdvancedはGemini Ultra 1.0を搭載
料金無料で使い放題
※Gemini Advancedは月額19.99ドル
利用条件Googleアカウントがあれば誰でも利用可能
活用方法情報収集・要約・翻訳・コード生成・画像認識・Googleアプリとの連携

Geminiはさまざまな用途で活用できる、非常に便利なAIツールです。Googleアカウントさえあれば誰でも無料で使い放題なので、興味のある方はぜひ一度お試しください!

最後に

いかがだったでしょうか?

弊社では

・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
ハルシネーション対策AIツールの開発
自社専用のAIチャットボットの開発

などの開発実績がございます。

まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

投稿者

  • Leon Kobayashi

    必ずフォローすべきAIエバンジェリスト(自称) => 元東証一部上場ITコンサル (拙者、早口オタク過ぎて性に合わず退社)<-イマココ 【好きなもの】リコリコ・しゃぶ葉 宜しくおねがいします。

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