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AIエージェント「Camel」|AutoGPTとの違いや導入方法を徹底解説!

Camel AIエージェント AutoGPT 違い

こちらの記事では、AIエージェントCamelについて、AutoGPTとの違いや導入方法を解説していきます。
画像をキャプチャしてわかりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います!

なお弊社では、生成AIツール開発についての無料相談を承っています。こちらからお気軽にご相談ください。
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目次

AIエージェントCamelとAutoGPTの違い

Camelは、2つのAI同士を会話させてタスクを完了させるAIエージェント。
AutoGPTと共通するところは、こちらの2つ。

  1. AIが目的達成のためにタスクの実行手順を考える。
  2. フィードバックをもとに手順を変更し実行する。

ただし、AutoGPTとはフィードバックしてくれる相手が違います。

  • AutoGPT:ユーザー(人間)
  • Camel:AI

もし、プログラムに詳しくないユーザが、プログラム自動作成タスクに関わるとどうなるでしょうか?
間違った結果が出たり、余計な手間がかかってしまうことになります。
一方でCamelの場合は、AIがフィードバックします。
「フィードバックする人間の知識に依存せずタスクを実行できる」のは大きなメリットですね。

なお、同じ自立型AIエージェントのAutoGPTについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
AutoGPTとは?インストール方法から使い方まで徹底解説!【Windows・MacOS】

AIエージェントCamelの導入方法

導入する方法は、2種類あります。

  1. Google Colab
  2. ローカルでプログラムを実行する

どちらも簡単なので、安心して導入してみてください。
まずは、どちらの手法でも使うOpenAIのAPIキーを準備しましょう。

OpenAI APIキーの取得

1.OpenAIアカウントをお持ちでない方は、以下の記事参考にしてください!

WEEL
ChatGPT APIとは?使い方や料金体系、できること、おすすめ活用事例15選を紹介 | WEEL ChatGPT APIの概要から、使用方法、導入方法をわかりやすく解説し、具体的な活用事例まで紹介します!既存のサービスとチャットを連携したり、自社サービスの機能を拡張し...

2.アカウント作成後、以下のページから「Create new secret key」を押してAPIキーを作成できます。
APIキーは後ほど使うので、大切に保存してください。

https://platform.openai.com/account/api-keys

※注意※
ここで忘れてはいけないのは、API利用料の支払い設定をすること!
私はこれをして、過去に別のプログラムでエラーを出てしまいました。
Billing OverviewPayment methods をクリックして、クレジットカード情報が登録されているか確認しましょう!

APIキーを準備できたので、それぞれの手法で導入していきましょう。
まずはGoogle Colabから!

Google Colabで実行する手順

Google Colabでの導入手順
  1. GitHubにアクセス
  2. Google Colabでファイル開く
  3. 開いたファイルをご自身のGoogle Driveにコピー
  4. APIキーや実行したいタスクなどの変更
  5. 実行

GitHubにアクセス

こちら↓のGitHubにアクセス
https://github.com/lightaime/camel

Google Colabでファイル開く

ちょっと下にスクロールして「Open in Colab」をクリック。

開いたファイルをご自身のGoogle Driveにコピー

「ファイル」→「ドライブにコピーを保存」で、保存。

APIキーや実行したいタスクなどの変更

「camel_demo.ipynb のコピー」というファイルができていたらOKです。
OPENAI_API_KEYやタスクプロンプトは、適宜変更しましょう。

実行

上から順にプログラムが書かれているセルにカーソルをあわせて、再生ボタンをクリックしプログラムの実行。

このように青文字と緑文字で、会話が始まるとOKです。

※注意※
初めて④のセルを実行したとき、次のようなエラーが出ました。
同様のエラーが出る場合、私が修正したプログラムを使ってみてください。

修正したプログラム↓

from camel.agents import RolePlaying
 task_prompt = "Design a custom game using pygame"
print(Fore.YELLOW + f"Original task prompt:\n{task_prompt}\n")
role_play_session = RolePlaying("Computer Programmer", "Gamer", task_prompt)
print(Fore.CYAN + f"Specified task prompt:\n{role_play_session.task_prompt}\n")
chat_turn_limit, n = 10, 0
assistant_msg, _ = role_play_session.init_chat()
# エラー処理追加し変更
while n < chat_turn_limit:
   n += 1
   (assistant_msg, _, _), (user_msg, _, _) = role_play_session.step(assistant_msg)
   if user_msg is not None:
       print_text_animated(Fore.BLUE + f"AI User:\n\n{user_msg.content}\n\n")
       print_text_animated(Fore.GREEN + f"AI Assistant:\n\n{assistant_msg.content}\n\n")
       if "<CAMEL_TASK_DONE>" in user_msg.content:
           break
   else:
       print("user_msg is None, skipping this iteration.")
# プログラムが修正した旨を明示
print("プログラムが終了しました。")

以上で、Google Colabでの導入から実行手順までの解説が終了です!
次は、ご自身のパソコンで実行する方法にいってみましょう!
(もし、Google Colabだけで良ければ飛ばしてもらって構いません!)

ローカルで実行する手順

Google Colabでの導入手順
  1. Pythonのインストール
  2. VScode のインストール
  3. Camelプログラムのインストール
  4. 必要なモジュールやプログラムの準備
  5. 実行

Pythonのインストール

1.まずはPythonのダウンロードサイトを開く。

Macの方はこちら


Windowsの方はこちら

2. 赤枠内(Latest Python 3 Release – Python 3.11.3)をクリック。

3. 移動したページをスクロールして、Filesと表示されるところまでいく。
ご自身のOSにあったファイルをクリックしてダウンロードする。
私の場合は、Macなのでこちらをクリック。

4.「python-3.11.3-macos11.pkg」 というファイルがダウンロードされるので、クリックするとこんな画面に。
書いている内容を読んでPythonをインストール!

VScodeのインストール

1.こちらから自分のOSに合ったバージョンをダウンロードしてください。
(すでにエディタをインストールしている場合は不要ですが、正直、VScodeしか勝たんです!GitHub Copilotをかけ合わせると便利すぎるので推奨してます!笑)

2.ダウンロードしたZipファイルを開くとインストールされます。

Camelプログラムのインストール

1.Terminalを開き、次のコマンドを実行。Camelのプログラムフォルダをダウンロードします。

git clone https://github.com/lightaime/camel 

2.ダウンロードしたフォルダに移動します

cd camel

3. 必要なモジュールをインストール

pip3 install -r requirements.txt

4. touch コマンドで、プログラムファイル(camel.py)を作成。

touch camel.py

5. VS code で camel.py ファイルを開き、以下のコードを貼り付ける。

#貼り付けるコード
import os
import openai
openai.api_key = "YourAPIKEY"
import time
from colorama import Fore
def print_text_animated(text):
   for char in text:
       print(char, end="", flush=True)
       time.sleep(0.02)
from camel.agents import RolePlaying
task_prompt = "Design a tetris game using pygame"
print(Fore.YELLOW + f"Original task prompt:\n{task_prompt}\n")
role_play_session = RolePlaying("Computer Programmer", "Gamer", task_prompt)
print(Fore.CYAN + f"Specified task prompt:\n{role_play_session.task_prompt}\n")
chat_turn_limit, n = 10, 0
assistant_msg, _ = role_play_session.init_chat()
# エラー処理追加し変更
while n < chat_turn_limit:
   n += 1
   (assistant_msg, _, _), (user_msg, _, _) = role_play_session.step(assistant_msg)
   if user_msg is not None:
       print_text_animated(Fore.BLUE + f"AI User:\n\n{user_msg.content}\n\n")
       print_text_animated(Fore.GREEN + f"AI Assistant:\n\n{assistant_msg.content}\n\n")
       if "<CAMEL_TASK_DONE>" in user_msg.content:
           break
   else:
       print("user_msg is None, skipping this iteration.")
# プログラムが修正した旨を明示
print("プログラムが終了しました。")

実行

こちらのコマンドでプログラムを実行します

python3 camel.py

以下のように出力されたらOKです。

なお、AutoGPTの活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
AutoGPTの達人たちが作り上げた最強すぎる神事例10選

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投稿者

  • Leon Kobayashi

    必ずフォローすべきAIエバンジェリスト(自称) => 元東証一部上場ITコンサル (拙者、早口オタク過ぎて性に合わず退社)<-イマココ 【好きなもの】リコリコ・しゃぶ葉 宜しくおねがいします。

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