AutoGPT導入まで徹底解説!【MacOS編】【2023/05/11最新版】

今回の記事では、流行りまくりのAutoGPT ハンズオンをやっていきます。
本記事は2023/05/11時点に執筆し、AutoGPTを動かすまでの解説です。
私自身、さまざまな記事を参考にしましたが、早過ぎるバージョンアップのせいか、参考記事通りにしても詰まるという現象が多発しました。
みなさまには余計なところでスタックしてほしくないという思いで作っているため、ハマりやすいとこは画像をキャプチャして解説しています!
ぜひ最後までご覧いただければと!
ちなみに、一番参考にした記事はこちら↓です!
また本記事は、MacOSメインとなっているため、Windowsに関する記述がないです。
Windowsの方は、こちらの記事を参考にしていただければと思います!

そもそもAutoGPTってなに?
AutoGPTは、命令した作業をAIが最初から最後までやってくれるアプリケーションです。
特徴は、人(ユーザー)からのフィードバックを求めて、半自動でタスクを実行するところ。
「自走できるうえに、こまめに報連相してくれる」というイメージですね。
このおかげで、複雑なタスクを実行できるというメリットがあるそうです。
実際に、AI自身がタスクを考えて実行するためには、「名前」「役割」「作業ゴール」を与えます。
イマイチイメージがつかないかもしれないですが、後述のパートで手を動かすとわかるかなぁと!
ぜひ先述した記事もご参考いただければと思います!
AutoGPT実行までの手順
では早速、AutoGPTを実行するまでの準備に取り掛かりましょう!
手順は次のようになっています。
- Pythonのインストール
- VScodeのインストール
- AutoGPTプログラムのインストール
- OpenAI APIキーの取得
- Pinecone APIキーの取得
- Google APIキーの取得
- Custom Search Engine IDの取得
- AutoGPTへAPIキーなどの設定の反映
参考記事の情報を一部、私の体験から更新しておりますのでぜひご活用ください!
Pythonのインストール
1.まずはPythonのダウンロードサイトを開く。
2. 赤枠内(Latest Python 3 Release – Python 3.11.3)をクリック。

3. 移動したページをスクロールして、Filesと表示されるところまでいく。
ご自身のOSにあったファイルをクリックしてダウンロードする。
私の場合は、Macなのでこちらをクリック。

4.「python-3.11.3-macos11.pkg」 というファイルがダウンロードされるので、クリックするとこんな画面に。
書いている内容を読んでPythonをインストール!

VScodeのインストール
1.こちらから自分のOSに合ったバージョンをダウンロードしてください。
(すでにエディタをインストールしている場合は不要ですが、正直、VScodeしか勝たんです!GitHub Copilotをかけ合わせると便利すぎるので推奨してます!笑)

2.ダウンロードしたZipファイルを開くとインストールされます。
AutoGPTプログラムのインストール
インストール手順は、参考記事と異なります。
というのも、GitHubページに「master ではなくstableを使ってください」という注意書きがあったから。
私は分らずmasterのものをダウンロードしていたためか、プログラムが実行できず。
一次情報を取得するのってものすごく大事ですね!
もちろん、後日、さらに情報が新しくなっていたら、ぜひGitHubを参照してくださいね!

1.まずは、こちらのGitHubのページにジャンプします。
2.そして、①「master」ブランチを「Stable」ブランチに変更して②「Download ZIP」をクリック。

3.今回は、書類(Documents)ディレクトリにダウンロード。その後、ダウンロードしたzipファイルを解凍します。

3.Terminalを開き、次のコマンドを実行しましょう。ダウンロードしたディレクトリに移動します。
cd Documents
ls
cd Auto-GPT-stable

4.ターミナルで次のコマンドを実行。プログラム実行に必要なモジュールを一括でダウンロードするためです。
pip3 install -r requirements.txt
OpenAI APIキーの取得
1.OpenAIアカウントをお持ちでない方は、以下の記事参考にしてください!

2.アカウント作成後、以下のページから「Create new secret key」を押してAPIキーを作成できます。
APIキーは後ほど使うので、大切に保存してください。
https://platform.openai.com/account/api-keys

Pinecone APIキーの取得
ChatGPT APIと違い無料のPinecone APIを取得します。
1. 初めての方は以下のリンクから「Sign Up Free 」を押してしてください。
私は、「Continue with Google」からアカウントを作成しました!

2.アカウント作成するとこんな画面になりますので、
左のメニューから「API Keys」を選んで、「CREATE API KEY」をクリック。
「autogpt」など分かりやすく命名して「CREATE KEY 」でAPIキーを作成。
あとで使うのでどこかにメモしておいてください!
Google APIキーの取得
「Google Cloud」が事前に準備できている前提で説明します!
もし使ったことがなければ、参考記事を見てくださいー!

1.①画面上部をクリックし、②その後新しいプロジェクトをクリック。

2. プロジェクト名を入力して作成。今回は、autogptにしました。
3.再びプロジェクトの選択をクリックして、先程作成したプロジェクトを選択してください。

4.「APIとサービス」をクリック

5. 検索窓に、①「custom search API 」と入力し、②クリック
6.有効にするをクリック
7.認証情報をクリック
8.「認証情報を作成」→「APIキー」をクリックします。
9.あとで使うのでAPIキーをコピーしましょう。
Custom Search Engine IDの取得
1.こちらにアクセスし、使ってみるを押す。
2.追加をクリック。
3.画像のように、それぞれ入力。
4.赤枠内の「cx=」より先の情報を後ほど使うのでコピーして保管。
AutoGPTへAPIキーなどの設定の反映
1.AutoGPTへAPIキーなどの設定の反映
2.「.env.template」ファイルを、「.env」ファイルに変更する
3.先ほど取得したAPIキーの貼り付け。
まずは、「OPENAI_API_KEY」から。
4.次に「PINECONE_API_KEY」を入力
5.最後に「GOOOLE_API_KEY」と「CUSTOME_SEARCH_ENGINE_ID」を入力。
ついに実行
準備が終わったので、次の順番でタスクの実行までやってみましょう!
- AutoGPTの起動
- AutoGPTにタスクの初期設定(名前、役割、ゴール)を与える
- タスクの実行
AutoGPTの起動
1.まずはTerminalを開きます。
main.pyを実行したいのでこちらを実行。
cd Documents/Auto-GPT
python3 -m autogpt
動いた!!

AutoGPTにしてもらいたいことを入力
1. AutoGPT にしてもらいたいことを英語で入力します。
今回は、develop tetris game by using pygameにします。

2.すると、AutoGPTが自動で、名前(Name)、役割(Role)、ゴール(Goals)を考えてくれます。
(Thinkingと表示されて止まっちゃう場合もあります。その時の注意点も下記してます)

3.次の出力結果を確認して、AutoGPTにタスクを実行してもらうか判断する。
- THOUGHTS (考え)
- REASONING (理由)
- PLAN(計画)
- NEXT ACTION(次の行動)
入力すると、AutoGPTがNECT ACTIONに関係する処理を行います。
今回は問題ないのでyを入力。
この「結果を確認してフィードバックする」作業を繰り返します。

※注意※
私の場合、最初にThinking のままプログラムが先に進まないということが発生しました。
2分以上待っても、そのままだと何かしらのエラーが発生している可能性が高いです。
その時は、一度、実行をやめて、次のコマンドを実行してみてください。
python3 -m autogpt –debug
エラーに関して情報が出てきます。
私の場合は、先述のとおりですが、OpenAI APIへクレジットカード登録ができていないことが原因でした。
こちらの記事を見て対応したのでご参考まで。
最後に
今回は、AutoGPTの実行環境を整えるところから実行するまでのハンズオンしました。
2023/05/11時点での最新情報ですので、ご参考まで。
次はこのAutoGPTを使い、ブログ記事を一つ書き上げたいと思います
タイトルは、「LLMと人間の脳の違いからわかる人間の生存戦略」です。
お楽しみに!
また、AutoGPTの事例を集めた記事も執筆しました。
どれか参考にして試してもらえれば嬉しいです!

以上、株式会社SaaSis AIエバンジェリストLeonでした。
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Leon Kobayashi
必ずフォローすべきAIエバンジェリスト(自称)
=> 元東証一部上場ITコンサル
(拙者、早口オタク過ぎて性に合わず退社)<-イマココ
【好きなもの】官能小説・リコリコ・しゃぶ葉
宜しくおねがいします。

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