【無料あり】画像生成AI!超おすすめの神ツール比較まとめ5選
創作分野でも、生成AIの活用が進んでいます。
生成AI各種類のなかでも、とくに注目を集めているのが画像生成AIです。
有名なものを挙げると、Bing Image Creator、Midjourney、Stable Diffusion、Canva(マジック生成)、Adobe Fireflyなどなどでしょうか。
今回は優れた画像生成AIツールであるこの5つが、どのような特徴があって、何が得意なのかを比較検証しました。
ぜひ、最後までご覧ください!
なお弊社では、生成AIツール開発についての無料相談を承っています。こちらからお気軽にご相談ください。
おすすめの画像生成AIツールまとめ
今回まとめた画像生成AIは、以下の5つです!
- Bing Image Creator
- Midjourney
- Stable Diffusion
- Canva(マジック生成)
- Adobe Firefly
それぞれの概要や特徴・利用用途を解説していきます!
Bing Image Creator
Bing Image CreatorはMicrosoftが提供する画像生成AIです。
画像生成AIにはOpenAIの「DALL-E 3」の技術が使われており、テキストの説明からリアルな画像からアート・イラストまで生成することができます。
運営会社 | Microsoft |
---|---|
特徴 | OpenAIの最新の画像生成AI「DALL-E 3」の技術を利用しており高品質な画像やアートを生成可能。 |
サイトの使いやすさ | デバイスに関わらず、Webブラウザにアクセスできれば利用可能。同社のAIチャットの「Bingチャット」からも利用可能。 |
料金 | 無料 |
無料利用 | 可 |
利用規約 | https://www.bing.com/new/termsofuse?FORM=GENTOS |
リリース日 | 2023年3月31日 |
使い方は下記サイトを参考にしてください。。
DALL-E 3が無料で使えるBing Image Creatorとは?使い方や料金体系を徹底解説
Midjourney
Midjourneyは、テキストの説明文から画像を作成する独自の画像生成AIです。
チャットアプリのDiscordでキーワードや文章を入力すると、その内容に適したイラストや画像を生成できます。
現在は最新版として「Midjourney V6」が利用可能で、よりリアルな画像が生成できるようになったとのことです。
運営会社 | Midjourney |
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特徴 | Discordアプリを通じて、高画質な画像を生成可能 |
サイトの使いやすさ | Discordから利用可能なため、使いやすい。 |
料金 | 10ドル~60ドル |
無料利用 | 不可 |
利用規約 | https://docs.midjourney.com/docs/terms-of-service |
リリース日 | 2022年7月12日 |
使い方は下記サイトを参考にしてください。
Midjourneyとは?使い方や料金体系、作りたい画像を作るためのコツを紹介
Stable Diffusion
Stable Diffusionとは、英Stability AIが開発したテキストを入力するとそれに沿った画像を生成してくれるAIモデルです。
オープンソースとして公開されており、特定の目的に応じて様々なカスタムモデルが公開されています。
Stable Diffusionは、主に2つの方法で利用できます。
- Webサービスから利用
- AIモデルをダウンロードして自身の環境で利用
運営会社 | Stable Diffusion |
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特徴 | Stable Diffusionは、テキストを入力するとそれに沿った画像を生成してくれるAIモデルです。Stable Diffusionはオープンソースとして公開されており、様々なカスタムモデルが存在します。 |
サイトの使いやすさ | Webサービスから利用するか、AIモデルをダウンロードして自身の環境で利用するかのいずれかの方法があります。 |
料金 | 無料 |
無料利用 | 可 |
利用規約 | stablediffusion/LICENSE at main · Stability-AI/stablediffusion · GitHub |
リリース日 | 2023年4月14日 |
いくつか利用方法があります。下記のサイトを参考にしてください。
Stable Diffusionとは?ニーズ別の使い方4選や料金体系、特徴を徹底解説
Canva(マジック生成)
CanvaはWebから利用できるデザインツールです。
今回紹介する「マジック生成」機能はCanva上でテキストで画像について説明するだけで、AIがそのイメージに合った画像を作成してくれます。
また「マジック生成」機能はAIモデルとしてStable Diffusionが使われています。
他にも以下のような特徴があります。
運営会社 | Canva |
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特徴 | Canvaの「マジック生成」機能は、テキストで画像について説明するだけで、AIがそのイメージに合った画像を作成してくれる機能です。 |
サイトの使いやすさ | Canvaのユーザー会員でWebブラウザにアクセスすることで利用可能。 |
料金 | Canva Free:無料 Canva Pro:1000円~ Canva for Teams:1500円~ |
無料利用 | 可 |
利用規約 | https://www.canva.com/policies/terms-of-use/ |
リリース日 | 2022年10月12日 |
使い方は下記のサイトを参考にしてください。
マジック生成を使用して写真や動画を作成
Adobe Firefly
Adobe Fireflyは、Adobeが開発した生成系AIで、独自の画像生成機能およびテキストエフェクトを提供します。
Adobe FireflyにはWeb上で使える単体アプリの他、PhotoshopやIllustrator、Adobe Expressなどの既存のAdobe製品にも機能が搭載されています。
AIを使ったオリジナル画像の生成だけでなく、Adobe製品を使うクリエイターの創作活動をサポートし、効率化を助けてくれます。
運営会社 | アドビ株式会社 |
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特徴 | Adobe Fireflyは、Adobeが開発したジェネレーティブAIで、独自の画像生成機能およびテキストエフェクトを提供します。ユーザーがテキスト入力を行うことで、その内容に基づいた画像やエフェクトを生成します。 |
サイトの使いやすさ | Adobe Fireflyは、Adobe Creative Cloudの一部として提供されており、Adobe Creative Cloudのユーザーインターフェースに慣れているユーザーにとっては使いやすいです。 |
料金 | Adobe Firefly単体で使う場合は月25回までは無料。 それ以上は有料プラン。 その他のAdobe製品との連携機能を使う場合は、Adobe Creative Cloudの料金が適応される。 https://www.adobe.com/jp/creativecloud/joc/plans-detail.html |
無料利用 | 可 |
利用規約 | https://www.adobe.com/jp/legal/terms.html |
リリース日 | 2023年3月21日 |
使い方は下記のサイトを参考にしてください。
【Adobe Firefly】商用利用可・著作権問題なしの画像生成AI!使い方、料金体系を徹底解説
なお、DALL-E3 について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【DALL-E 3】ChatGPTで画像生成できるDALL-E 3を使ってみた!無料での使い方も伝授
画像生成AIツールで精度の高い画像を生成するコツ
画像生成AIツールで精度の高い画像を生成するコツを紹介します。
ChatGPTプラグイン「Photorealistic」を使うと、簡単なイメージや単語から画像生成用のプロンプトなどを生成できます。
ChatGPTプラグインの導入手順は下記の「ChatGPTプラグインを使うまでの手順」を参考にして下さい。
【ChatGPTのおすすめプラグイン一覧】猛者達が選んだ最強プラグインの使い方15選 | 株式会社WEEL
ChatGPTプラグインを有効にしたら、プラグインストアから「Photorealistic」をインストールします。導入する手順は次の2ステップです。
- プラグインストアで「Photorealistic」と検索
- 「Photorealistic」プラグインをインストール
その後、チャット画面でプラグインを選択すれば導入は完了です。
では実際に使ってみます。
最初に風景の画像を作成するプロンプトを聞いてみました。
プロンプト:
ヨーロッパ風のお城の画像を生成してください。
結果:
英語のプロンプトなので日本語に翻訳した結果も載せておきます。
かなり詳細なイメージにしてくれました。
次に人を含む画像を作成するプロンプトを聞いてみました。
プロンプト:
パソコンで作業する人の画像を生成してください。
結果:
日本語に翻訳した結果です。
カメラや照明の設定をすることで画像の品質が上がるんでしょうか?
最後にイラスト風の画像を生成するプロンプトを聞いてみました。
プロンプト:
猫のイラスト風の画像を生成してください。
結果:
日本語の翻訳結果です。
どうやらイラスト風の画像を生成するプロンプトではないようですね。
試しにBing Image Creatorでプロンプトを入力してみましたが、写真のような画像が生成されてしまいました。
Bing Image Creatorで生成した画像:
おすすめの画像生成AIツール比較
それでは、各画像生成AIツールを比較していきます。
ツールの制度を試すために、イラストと画像に分けて画像を生成してもらいます。イラストの生成には、シンプルなプロンプトを英訳したものを利用します。また、画像の生成には先ほど使用した城の画像のプロンプトを利用します。
ネコのイラスト
プロンプト:
Illustration of a black cat
くろねこのイラスト
Bing Image Creator:
絵本のような可愛らしい猫のイラストが生成されました。指定が少ないと全部似たような構図になるんでしょうかね。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆
Midjourney:
水彩画のタッチ風な黒猫が生成されました。イラストというには少しずれがあるかもしれません。
他と比較した場合、猫のクオリティが実写に近い感じですね。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆
Stable Diffusion(mage.space):
ホントに販売しているイラストのようなクオリティで、私は好きです。全身ならよかった・・・!
ただ、回答には20秒ほどかかりました。
・回答のスピード:☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆☆
Canva(マジック生成):
回答の4つに統一性があまりないです。どれも趣は違います。クオリティは可もなく不可もなく十分に満足が行きます。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆
Adobe Firefly:
黒猫のイラストというこちらの要望通りです。
ですが、他の4つと比較すると残念ながらいまいち精度の良さを感じません。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆
猫のイラストですと、どれも方向性が異なるかなり個性的な結果となりました。
Stable Diffusion(mage.space)のクオリティが高いですね。個人的にはBing Image Creatorのかわいいイラスト調に未来性を感じました。「イラスト」というのをある意味きっちり受け取っています。
また画像の生成スピードはStable Diffusion(mage.space)だけ20秒と大きくかかりました。
城の画像
プロンプト:
A majestic European castle, standing tall amidst a lush green landscape. The castle's stone walls are aged, with ivy creeping up its sides. Tall towers with pointed rooftops pierce the sky, and a moat surrounds the structure. The setting sun casts a golden hue over the scene, reflecting off the castle's windows. Medium: Photography. Style: Medieval with a touch of romanticism. Lighting: Golden hour with soft shadows. Colors: Earthy tones with pops of green and gold. Composition: Canon EOS 5D Mark IV DSLR camera, EF 24-70mm f/2.8L II USM lens, Resolution 30.4 megapixels, ISO sensitivity: 100, Shutter speed 1/125 second --ar 16:9 --v 5.1 --style raw --q 2 --s 750.
緑豊かな風景の中にそびえ立つ壮大なヨーロッパの城。城の石の壁は古びており、壁にはツタが這っています。尖った屋根の高い塔が空に突き刺さり、堀が城を囲んでいます。夕日がシーン全体に金色の光を放ち、城の窓に反射しています。メディア: 写真。スタイル: 中世風でロマンティックなタッチ。照明: ゴールデンアワーで柔らかい影。色: 地球の色調で、緑と金のポップカラー。構成: Canon EOS 5D Mark IV DSLRカメラ、EF 24-70mm f/2.8L II USMレンズ、解像度30.4メガピクセル、ISO感度: 100、シャッタースピード1/125秒 –ar 16:9 –v 5.1 –style raw –q 2 –s 750。
Bing Image Creator:
おお、凄い!まるでファンタジーの世界に出てきそうなお城の画像が生成されました。
ただ、4枚とも似たような構図です。プロンプトをしっかりすると生成レベルが跳ね上がる結果となりました。
各5段階評価で点数をつける
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆
Midjourney
高画質な写真風の画像が4枚も出てきました!クオリティがあまりにも高い。文句なしです。
高価なカメラがなくても、こんなのが作れるんか……
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆☆
Stable Diffusion(mage.space):
プロンプトが詳細なため、かなりBing Image Creatorに似た構図になっています。
ただちょっと今回生成された画像はCGっぽいのとクオリティはBing Image Creatorのほうが上ですね。
・回答のスピード:☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆
Canva(マジック生成):
上記の3つとは少し違う形のお城になっています。クオリティも問題なしです。プロンプトの反映も問題ありません。
・回答のスピード:☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆
Adobe Firefly:
一番プロンプトが反映されたシンプルな答えを出されたという感想です。写真よりの画像となりました。ただ、生成まで15秒と猫の時よりも時間はかかりました。
・回答のスピード:☆☆☆☆
・プロンプトと生成された画像の関連度:☆☆☆☆
・生成された画像のクオリティ:☆☆☆☆
こちらも個性的な結果となりました。ファンタジー寄りのBing Image Creator、幻想的なMidjourney、シンプルなcanva、写真的なAdobe Firefly。これは好みの問題で良し悪しが決まりそうです。
Stable DiffusionがCGっぽくなってしまってクオリティが一段落ちたのが残念でした。
なお、画像生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【StreamDiffusion】世界最速!?のスピードで画像を出力する超高速画像生成AIの使い方から実践まで
おすすめの画像生成AIツール比較まとめ
今回の結果を比較表にまとめました。
比較内容 | Bing Image Creator | Midjourney | Stable Diffusion | Canva(マジック生成) | Adobe Firefly |
---|---|---|---|---|---|
回答速度 | 速い | 速い | 普通 | 速い | 普通 |
プロンプトと生成された画像の関連度(イラスト) | 普通 | 高い | 高い | 普通 | 高い |
生成された画像のクオリティ(イラスト) | 普通 | 普通 | 高い | 普通 | 普通 |
生成された画像のクオリティ(画像) | 高い | 高い | 低い | 高い | 高い |
AIモデル | DALL-E 3 | Midjourney | Stable Diffusion | Stable Diffusion | Adobe Firefly |
料金 | 無料 | ベーシックプラン:月額10ドルスタンダードプラン:月額30ドルプロプラン:月額60ドルメガプラン:月額120ドル | 無料 | Canva Free:無料Canva Pro:1000円~Canva for Teams:1500円~ | 月25枚まで無料それ以上は有料プラン |
特徴 | WebサービスのBing Image Createrの他にBingチャットでも利用可能。 | Discordのチャット画面を通じて画像を生成可能。 | WebサービスかAIモデルをダウンロードし自身の環境で利用するかのいずれかの方法で利用可能。 | 生成した画像をそのままデザインに反映することが可能。 | Adobeの他のソフトとの連携が可能 |
検証結果としては、画像生成のクオリティが高いのは、Bing Image Creator、Midjourney、canva。
写真のような画像生成に強いのはAdobe Firefly。
イラストのイメージ生成に強いのは、Stable Diffusionといった結果でした。
個人的にはBing Image Creator・Midjourneyが、ハイクオリティな画像を生成してくれた印象です。
また作成した画像をそのまま編集可能なCanvaも非常に便利です。
Bing Image Creator:プロンプトに応じての画像生成対応力が高い
Midjourney:Discordのチャットを見れるため、プロンプトデザインを学べる
Stable Diffusion:イラスト生成に強い
Adobe Firefly:写真のようなハイクオリティな画像となる
Canva:画像生成レベルは高い。生成した画像が編集可能なため便利
ご自身の好みとする方向性や目的に応じて、利用するものを選んでみてください!
生成系AIの業務活用なら!
・生成系AIを活用したPoC開発
・生成系AIのコンサルティング
・システム間API連携
最後に
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